C3マーケット 2017にて販売予定の1/100 完全変形 TR-6の展示サンプルをご紹介します。
MS形態
頭頂高16.5センチ程。黄色と赤は缶スプレー、濃紺と白はエアブラシ。濃いグレーは成型色そのままで、クリアとつや消しを吹いただけです。目やセンサー部はクリアパーツで成形され、私のようなアナログが絶望的にポンコツな方でも完璧に塗り分けられるようになっています。
ブーストポッドは内部まで精密に再現。ただ私の写真の腕ではうまく中が撮れません。。。
金色のパーツは大気圏突入時の冷却ガスタンクです。
完全変形シールドブースターも付属します。
ちゃんと踵のアイゼンで自立しますが、ちょっと心もとないので、支えをおいて撮影しています。
全体的なフォルムは初出のときの見開きにあったシールドブースターを構えた設定画を踏襲していますが、頭部はリブートや様々な設定画をミックスして好みにやや振った形状にしています。AOZ独特の馬面をキープしつつ、可愛く、凛々しく見えるように。
シールドブースターはクロー形態に変形します。
こんなでかいクローがIフィールドでビーム防御しながら接近して敵機捕獲→密着状態からメガ粒子砲ぶっぱなすんだから、たまったものじゃありません。
変形ギミック紹介
それではここからMA形態への変形ギミックをご紹介します。
まず腕部の4重関節を利用して折りたたみます。
次に股関節と太腿内部に仕込まれたクリック関節を使用して、脚部全体を外側上方に跳ね上げます。きちんと可動軸の根本を持って動かします。
膝を折りたたんだ後、太腿外側のカバーを内部に仕込まれた2重ヒンジを使って展開します。
内部から尾翼を展開します。
次に股間ブロックとドラムフレームの接続部にクリック関節があるのでそこを起点に股関節もろとも下方に90°展開します。これでドラムフレームのロックが外れます。
ドラムフレームとの接続軸を起点に180°、股間ブロックもろとも回転させます。これで多くのAOZモデラーを悩ませてきた各ブロックの位置、移動の謎が解決です。
展開していた股間ブロックとドラムフレームの接続部の関節を90度上方に回転させ、元のポジションに戻します。同時にドラムフレームに密着し、ロックされます。
ブーストポッドの内部にあるアームのクリック関節を伸ばします。
上半身、ブーストポッドをドラムフレーム接続部を起点に180°回転させます。
上半身とブーストポッドを密着させるため、プリムローズ2のアンテナを起こしておきます。
ここはソラリュウさんとも語り合ったもう一つの謎なのですが、下の写真にある、設定画どおりの可動軸=ドラムフレームとの接続部だけの可動だと、どうしても股間スラスターがMA形態時にいい感じのところまで移動出来ません。
なので、じつはもう一つ、連邦マークの真下あたりに隠し可動軸を設けています。これで股間スラスターのMA形態時の位置がバッチリ決まります。
あとはドラムフレーム上のスライドと接続部の可動軸で上半身、ブーストポッド、股関節ブロックを位置調整してMA形態の完成です。ブーストポッドの形状はMA形態を優先して造形してあるのでなかなかの面構えです。
試作段階では脚部の黄色いダクトパーツの可動も導入していましたが今回はオミットしました。
やっぱりどうしても干渉部分があります。ここはグリスアップが必要ですね。
以上、1/100 完全変形 TR-6 展示サンプルのご紹介でした。
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