TR-6素体 MS形態
まず中の人から。2017年のC3で販売した1/100 TR-6のギミック・外形はそのままに、さらに組みやすく、シュアな変形ができるように再構築したものです。
唯一形状を変更したのは頭部です。HGUCに寄せて、より目が奥まって見えるようにしています。写真ではかすかに見えますが、ツインアイまで色分けバッチリです。イケメン!
去年の1/100との対比はこんな感じです。去年までは1/144なんか到底無理だと思っていましたが、どうやら私もすこしは成長しているようです。
TR-6素体 変形プロセス
ギミックの詳細は1/100 TR-6を参照してください。ここでは動画でサクッと。
中の人はあくまでおまけなのですが、後日紹介予定のフルドドⅡと組み合わせることにより、様々な形態を楽しむことができます。
キハールⅡ MS形態
この素体にキハールユニットを装着することで、キハールⅡになります。
換装するに当たり、胴体はまるごと差し替えます。以前は肩関節フレームだけ差し替える仕様にしていましたが、各形態の保持、換装の楽さを考慮して今の仕様になりました。
ドラムフレームも丸ごと差し替えです。左がキハールⅡ用。接続ピンが1本増えています。
頭部のセンサー部が外れ、ここにキハールⅡの頭部センサーが装着されます。
すべて装着すると、こんな感じです。漂うMH臭というか、デルフィング臭が素敵です。そのうち、ホワイトカラーも出力したいです。
キハールⅡ 変形プロセス
わかりやすくするため、変形プロセスは各部取り外して説明します。。。というか、全部くっつけた状態で変形させるには構造をかなり熟知し、心を静め、ゆっくりと確実に作業する必要があるので、ぶっちゃけ外して変形させるほうが楽です。 もちろん、構造・ギミック的には間違いなく完全変形です。
というわけで腕を取り外して、シールドを分離。肘の3重関節を折りたたみつつ、シールドのジョイントを上方向に展開します。このジョイントがそのまま熱核エンジン部分との連結に使用されます。
また、今回、サイズ的に2mm接続ピンが多用されているのですが、1mm真鍮線をインサートすることにより、ガッチリ折れない構造にしています。出力データの段階でピンの中心に正確に1.1mmの穴が開けられており、実際の出力品は結構穴が埋もれてしまうのですがガイドには十分なります。ピンバイスを使って穴をトレースしていくと誰でも正確に中心を穿つことができます。3Dプリンタの恩恵が大きく感じられる部分です。
熱核エンジンのフレームにクリック関節が仕込まれているので、ここで90度、外側に倒します。
更に腕とエンジン部分を下記写真の位置にポジション移動します。また、シールドは接続ピンで連結します。
余談ではありますが、この状態でMS形態に各パーツを組むと、なんちゃって中間形態になります。あくまでなんちゃってですが。。。
変形プロセスに戻ります。今回の変形で最も悩まされた胸部バインダーの変形です。ネオジムで2箇所、固定してあるので左右に離しつつ、接続フレームを回転させて後方に移動させます。
多重関節の接続フレームを展開し、下記写真の位置に移動させます。このフレームはかなり華奢なので、しっかり根本を持って動かすことが必要です。ここのクリアランス調整が最もシビアでした。藤岡さん、あんた悪魔だよ!
下半身の変形です。両足を折りたたみ、しっぽをドラムフレームとの接続軸を中心に180度回転させておきます。
頭部カバーユニットは下記順番で折りたたんでいきます。
胴体部分もドラムフレームとの接続軸を中心に180度回転させた位置に移動させます(一応、接続した状態で変形させている体だと最初に上半身は180度回転することになっています)。また、股間ブロックを前方に展開しておきます。
頭部カバーを前方に倒します。クリック関節で位置はバッチリ決まります。
最後に尻尾をドラムフレーム上でスライドさせつつ、前方に展開してMA形態の完成です。
キハールⅡ MA形態
可愛らしいです。
裏面はこんな感じです。ぎゅーっと詰まっています。
あ、足の尾翼を展開し忘れています。スペース上、どうやっても小さくなってしまいますが尾翼も再現しています。
まとめ
換装と素体、キハール形態での完全変形の両立ということで、完全に悪魔の所業にはなりましたが、なんとかキハールⅡの変形プロセスも完了です。
今、うちは色んなMA形態が乱立しています。なかなかに贅沢な空間です。次は、フルドドⅡをやります。
この記事へのコメントはありません。